触れる看護。

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触れる事でコミュニケーションが取れる

看護師の方は日々患者さんと接する機会がありますが、どのように患者さんと接していくと良いかという事はそれぞれの看護師の方がよく考える事が多いものだと思います。
看護師の方の一つのスタイルとして、触れる看護があります。
患者さんに直接触れるようにして看護を行なっていくというものです。
触れる事は実は患者さんを落ち着いた状態にするのにとても効果的で、看護の行ない方として良い方法として認められています。

参考:看護観とはなにか?

普通の人もボディタッチやスキンシップなどで触れる事でコミュニケーションを取る事がありますが、もちろんセクハラのようになってはいけませんが、仲の良い、気の置けない仲の方同士では、お互いに触れ合ったりする事があると思います。
このように、上手く使うとスキンシップは仲を深めたり、良好な関係を継続するのにとても効果的なのです。
風邪を引いて体調が悪い時にも背中をなでられると落ち着くという事もあると思います。
これも触れる事の一つの効果です。

触れる事で患者さんも安心する

看護で患者さんに触れる場合、触れる事で患者さんの気持ちも落ち着いた状態になりやすくなります。
触れるというのは人を安心させたり、親近感を湧かせる効果があるため、上手く取り入れていく事で患者さんはとても安心できるのです。
また、看護師の方は女性が多いですが、元々優しく接する事ができる方も多いです。
そうした性格と合わさって触れるという動作を取り入れると、より効果的な看護をする事ができるのです。

最初は自然な形で

患者さんの中には精神的に不安定になっている方もいます。
重い病気になってしまい、自分はこれからどうなるんだろうという不安や、将来に対する不安など、多くの不安や悩みから気持ちが落ち込んでいる患者さんもいます。
そうした患者さんに看護師の方が手を差し伸べる事で、患者さんも気持ちが楽になるのです。
触れる事にはこのように良い効果があるので、できる範囲で取り入れていく事をお勧めします。

もちろん突然べたべたと触れるような形での取り入れ方は逆に不自然になりますし、患者さんも違和感を感じてしまいます。
最初は自然な形で、体調が少し良くない時などに背中をさするなどの形で取り入れていくと良いでしょう。
少しずつ患者さんとの関係ができてくれば、より自然な触れる形でのコミュニケーションを多く取る事ができ、患者さんと良い関係を築けて、患者さん自身も安心して過ごしてくれるようになります。
こうした事は慣れも必要かもしれませんが、毎日での経験を積み重ねる事で誰でも身に付けていけるものです。

このように触れる看護のスタイルは上手く活用すると患者さんにとってもとても良いものなので、ぜひ取り入れてみる事をお勧めします。

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