終末期をナースと。

終末期をどのように過ごすか

高齢の患者さんや病気で終末期に近づいている患者さんは人生の最後をどう過ごそうか考えている方も多いです。
やはり人生の最後の死というのは、特別なタイミングと考える方も多く、人生最後は自分の希望する形で終えたいという方も多いです。
病院で終末期を迎える患者さんの場合、ナースの方が一緒にその時間を過ごすパートナーとなる事が多いです。
これまで家族の方や友人の方と過ごしてきた患者さんが、最後は病院のナースの方と終末期を迎えるというのは、良かったという気持ちになるのも不本意な気持ちになるのも、ナースの方にかかっていると言う事ができます。
もちろんナースに全責任がある訳ではありませんが、終末期を迎える患者さんにとって良い形で最後を迎えられるように、最大限の配慮をするのがナースとしての役目になります。

ナースの方次第で終末期も変わる

終末期を迎える患者さんは恐らく様々な事を思っています。
これまでの人生の事や、今の身の回りの方など、また、人生の最後のタイミングに不安を感じている方も多いでしょう。
そうした気持ちをナースの方が汲み取るのはとても大切です。
患者さんの気持ちに寄り添う事で、安心した気持ちで過ごしてくれるようになりますし、ナースの方と一緒に最後を過ごせて良かったと思ってくれるはずです。
ナースの方はそうした最後の大切な時間に立ち会える存在でもあるのです。
その重みを感じながら終末期の患者さんと接していく事で、自然と患者さんに対してなるべく良い時間を過ごしてもらおうという気持ちが湧いてくるはずです。

こうした気持ちは患者さんにも伝わるので、あなたが精一杯の事をしていたら患者さんも良かったと思ってくれる事は多いはずです。
患者さんにとってナースの方は人生のほんの短い時間を一緒に過ごした人かもしれませんが、それでも最後の瞬間を一緒に過ごす方として、とても良かったと思ってくれるはずです。
ナーズの方の患者さんとへの姿勢次第で、こうした感情を持ってもらう事ができます。

誰かの役に立つという気持ち

終末期をこうした充実した気持ちで迎えてもらうためにも、看護師の方も気持ちをしっかりと持って日々仕事に向かう事が大切になります。
毎日少し手を抜き気味で仕事をしていたり、不満の多い仕事をしているとやはりそれは患者さんに伝わりやすくなってしまいます。
もちろん緊張感の高い病院での仕事は体力的にも負担が大きく、時には疲れてしまう事もあるかもしれません。
ですが、医療に携わる人として、患者さんに元気をあげるには自分も元気である必要があります。
患者さんの役に立ちたいという気持ちを常に強く持って仕事に取り組んでいく事をお勧めします。

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